2021年に本学は、大阪大学創立90周年、大阪外国語大学創立100周年を迎えます。この記念すべき年を迎えるにあたり、本学は「社会変革に貢献する世界屈指のイノベーティブな大学」としての躍進を目指し、2020年10月にグローバルビレッジ津雲台、2021年4月にグローバルビレッジ箕面船場の供用を開始します。
グローバルビレッジ津雲台は、学寮、教職員宿舎として同じ敷地内に一体的に整備します。留学生を含むあらゆる学生、教職員が同じ場所で生活し、活発なコミュニケーションを可能とする国際的生活環境を実現することにより、地域との交流を通じた人と人との新たなインタラクションを生み出すなかで、本学のモットーである「地域に生き世界に伸びる」人材の育成をはかります。
グローバルビレッジ箕面船場は、世界と市民を結ぶ都市型キャンパスである箕面新キャンパス内に、日本人学生と留学生が日常的に交流する混住型の学寮として整備します。本学の学生がさまざまな文化を学び、多様性を受入れ、グローバル社会でその真価を最大限に発揮する礎となる環境を創出します。
津雲台、箕面船場の両ビレッジが、本学の教育研究環境のグローバル化を促進し、異なる言語、文化的背景を持つ人々がともに暮らすことで、共創イノベーションを生み出す場となるよう切に願います。
大阪大学総長
西尾 章治郎